日本学術会議会員任命拒否
撤回求める市民デモ 第3弾

2020.12.6 神戸

 「こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO」と「憲法改悪ストップ兵庫県共同センター」が共同主催する『 日本学術会議会員任命拒否の撤回求める市民デモ』の第三弾が12月6日行われ、200人の参加で三宮の繁華街を行進しました。
 デモに先立つ集会スピーチでは、まず森井俊行神大名誉教授が発言、「臨時国会菅首相の答弁のうち実に6割がこの学術会議任命拒否問題だった。2017年に学術会議が軍事問題で協力出来ないとの声明に対し自民党中谷議員が非難したが、二度と戦争に協力しないためつくられた学術会議だから当然で、ずっと自民党は敵視してきている」と述べました。
 続いて思想家で神戸女学院大学名誉教授の内田樹さんは「さまざまな意見を相互に交換して合意形成するのが普通の社会だ。なのに菅首相の様に自分の言うことだけを聞く人たち・イエスマンのみで政治をするから国力がどんどん落ちていく。ちょうどワンマン社長のもとで従順な社員だけでは会社も発展しないことや、大阪・橋下氏の政治手法のように行政の自主性も壊したのと同じだ。海外と国際社会はこうした日本の現状をよく知ってレベル低下がどんどん進のは当然だと見ている。このことが日本のメディアで知らされないから若い人たちが“選挙で勝った首相が言うことに間違いない”と支持してしまうのだ。きょうの皆さんとともに周りにいる若い人々が正しく目を覚ませられるよう、真実を語っていこう」とうったえました。
 200人デモの先頭には内田樹名誉教授も横断幕を持って行進、三宮センター街で買い物する人々や商店に学術会議問題を分かりやすく解説しながらアピールしました。


集会10分前 東遊園地入り口でデモの横断幕を掲げ、集合場所を示します。



集まった中間どうしで写真撮影 マスクを透して笑顔がうかがえます。



持ち寄ったプラカードや横断幕



集会が始まりました。



森井 俊行 神大名誉教授のスピーチ



内田 樹 神戸女学院大学名誉教授のスピーチ



デモスタート 三宮東遊園地を後にします。



デモは市役所前を北上します。



長いデモの行列 手に手にプラカード



デモは三宮センター街に入り西へ



プラカードやゼッケンには「学問の自由を守ろう」の文字



長い商店街に長いデモ行進



信号待ちのあいだも任命拒否の撤回を求めるシュプレヒコール