憲法を活かそう 週刊ニュース No.1009 2025年6月12日(木)
いまの社会を、憲法通りにつくり変えよう
原爆の絵で平和を考える中学生たち
 神戸市西区新婦人支部のA班は、例年続けてきた学校訪問で、今年は地域のB中学校の校長先生などと「親しく懇談」しました。
 教師の悩みや地域とのふれあいなども語る中で、平和学習として「高校生の原爆絵画」展を勧めたところ、「先生方と相談する」となり即決、長崎へ修学旅行の生徒たちの「事前学習」をすることになりました。
 当日は、新婦人が提供した「原爆被害の絵画」が中学3年生の3つの教室に展示され、先生たちのはからいで全員がタブレットに写される「絵画」を次々鑑賞、展示された絵画をくいいるように視ました。
 後日学校側から、生徒たち60人を超える感想文をみせてもらいました。その幾つか、
 「人がこんな色になってしまうほどいりょくを持っている原爆がとてもおそろしいと感じた」
 「今回見たような絵などから感じたことを次世代に伝えて、戦争などが起きないよう行動するべきと思った」
 「人の死体の量が数え切れなく・・山のように積み上げるのでなく一段一段丁寧に、なくなった人を大切にした人も」・・、すごい感想文集でした。
 これらを企画し成功させた新婦人A班のメンバー自身がすごく感動につつまれました。
 神戸市市区の新婦人支部の各班はこの話を聴いて、地域ごとの中学校・高校との連絡を強めています。

 兵庫県発のPFAS血液検査
  健康被害を明らかにする運動のはじまり
    (民医連週報1295より)
 PFAS血液検査が5月31日(土)、東神戸病院で実施され32名が受診しました。
 兵庫民医連PFASプロジェクトチームの瀧本和雄医師は「検査の実施まできました。健康被害を明らかにするスタートです」と運動立ち上げの奮闘をにじませ、職員を鼓舞しました。
 永遠の有機化合物「PFAS」が高濃度で検出され、健康被害が懸念されています。国は基準値を低く抑えようとしており、行政の対応も進みません。兵庫民医連が県内で初めてPFAS血液検査を実施しました。水道水から高濃度のPFASが検出された西脇市や、明石川流域の住民が多数申し込まれました。
 
 当日は「PFAS検査運動カンパ」が3万円持参され、「健康被害を明らかにする運動を支援したい」とコメントが寄せられました。神戸医療生協、神戸健康共和会の加入も増えています。
 7月に西脇市で結果説明会開催の依頼があり、瀧本医師と京大医学研究科名誉教授の小泉照夫医師が報告する予定です。第二期のPFAS血液検査も計画しており、カンパも継続し呼びかけています。     (県連事務局:堤 匠)


「勝訴」と掲げる上脇博之神戸学院大教授
 約400億円 の税金が使われた「アベノマスク」はどのように調達されたのか。業者との契約過程を示す文書を開示するよう憲法学者が国に求めた裁判で、大阪地裁(徳地淳裁判長)は5日、大半の不開示決定を取り消して賠償を命じる判決を言い渡した。「当時の繁忙状況を考慮しても文書がないとは考えがたい」と判断した。(2025/6/5朝日新聞記事より)



※6/19(木)県下各地で「戦争法廃止」19日行動
※6/19(木)12:00〜「神戸大丸前」戦争法廃止19日行動


★☆★ 6月15日(日) 14:00〜
  西神ニュータウン9条の会133回つどい

 場所:西区文化センター2階第一会議室
 講師:柳澤 尚さん・兵庫食健連会長
     『守ろう日本の食と農』
 参加費:¥300 学生無料
 (連)090−3359−0776


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