憲法を活かそう 週刊ニュース No.1007 2025年5月29日(木)
いまの社会を、憲法通りにつくり変えよう
憲法9条の会かさい 10周年のつどい
(憲法9条の会かさい 74号より)
 5月18日、兵庫県被団協の副島圀義事務局長を講師に学習のつどいが開かれ35人が参加しました。
 副島さんは「被爆者の願いと核兵器禁止条約」をテーマに、母親のお腹で被爆し惨状の中で誕生、その後の家族と自身の被爆障害、母父の被爆者運動「核兵器なくせ」「国家補償としての真の原爆被害者法の即時制定」の運動を進めた被団協の活動、「核兵器禁止条約」の採択と発効などなど、わかりやすくお話しされました。
 「核抑止」「武力vs武力」を乗り越える「戦争をしない」ことが一番大事、そして「あきらめない」「微力でも無力ではない」の気持ちで「生かされた命」を大事にしていきたいと力をこめられました。
 参加者の感想では「お腹の中で被爆、11回も命の危険にさらされ、原爆投下の下で人々がどんな人生を過ごされてきたのかが理解出来ました。今世界で戦争が行われ、はじまったら終わりにするのは至難の業です。戦争せずに物事を解決する仕組みのため声をあげる努力をします」「若い人にぐ行動することは求めないが、声をかけ続けます。9条の宣伝活動はまさに“続ける”運動です、10周年を新たなスタートにしたいと思います」等と沢山よせられました。

「日本はアメリカの州か」、怒りの署名
 神戸市西区憲法共同センターの5月19日行動には、地下鉄西神中央駅に9団体から13人が参加しました。このもようはユーチューブでも拡散しました。
 署名してくれたご婦人は「アメリカに従い、まるでアメリカの州か」と怒っておられました。参加者から「ギャーアップで“軍拡より暮らし優先の政治へ転換”だ」の決意の声も出されていました。
 
自衛隊への個人情報提供やめよ
 「自衛隊への、わかもの達の個人情報提供を中止させる訴訟」が神戸地裁で行われています。これを支援する神戸市民の会が5月12日神戸元町で宣伝しました。
 市民・若者の声を集めるためのアンケートのQRコードを載せた新しいちらしと神戸地裁宛の電子署名のQRコードをポケットティッシュに入れて沢山配りました。署名も9筆集まり、現役の自衛官だという人が「個人情報提供は問題があると思う」と署名に応じてくれました。
 神戸市をはじめ幾つかの自治体が自衛隊の要請に応え、18才・22才のわかものたちの個人情報を提供しているのです。これは憲法13条のプライバシー権の侵害に関わる重大な問題です。「自衛官」の募集ハガキが突然自宅におくられて来るのです。各自治体は憲法の地方自治にもとづいて住民こそ主人公という立場で断ることが出来るのですが、神戸市などは憲法に逸脱しているのです。



※6/8(日)13:00「大阪うつぼ公園」やめよう危ない原発・集会
※6/10(火)12:15「三宮東遊園地」恒例の憲法昼パレード
※6/11(水)12:15「神戸大丸前」原発やめよイレブン行動



★☆★ 6月7日(土) 14:00〜
   再審法改正めざす兵庫県民集会

 場所:兵庫県学校厚生会館
   『多くのえん罪事件の
     当事者・弁護団・支援者の総結集』
 (連)078−351−0677


★☆★ 6月8日(日) 14:00〜
  市民アクション東灘連絡会 定例講演会

 場所:東灘区文化センター8階第一会議室
 講演:中川和道さん・神戸大学名誉教授
   『フクシマを忘れない 原発事故から14年
  放射線の人体影響から今後の課題を深掘りする』
 参加協力費:¥800
 (連)080−6120−6012



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