戦争させない、9条壊すな!総がかり行動兵庫県実行委員会が主催する憲法集会が12月3日長田区文化センターで開かれ80人が参加しました。
この催しは毎年5月3日1万人規模で開いている実行委員会が年末にプレ集会として定着してきたものです。集会は岡崎兵庫労連事務局長が司会進行、主催者を代表し羽柴弁護士が「世界を見ていて、軍拡推進日本もいつ戦争を引き起こすのかと国民は心配している。こういうとき、日本の自衛隊が憲法遵守義務をどう考えているのか、今日はじっくり学習を深めよう」と挨拶しました。

講演は弁護士9条の会の吉田維一弁護士。テーマは『自衛隊で今なにが起きているか、何をしているのか』で、多くの画像を駆使し、日頃私たちが気づいていない「日本の軍隊」の裏表を詳しく解説しました。
私たちは“自衛隊”というが、英語では「日本軍隊・ジャパニーズアーミー」で国際的には“軍隊”
です。そして「軍隊とは」⇒国防義務を国民に課し、軍人にトメイ(賭命)義務を課す構造、つまり自らの命を賭けて相手を合理的に殺傷することが職務(国防は結果)で、軍法会議による刑罰によって意思決定を拘束する組織、なのです。だから自衛官は「現在も遺書(家族への手紙)を書かせ」て、「自覚に基づく積極的な服従の習性を育成」されています。だから命令義務違反は現行懲役7年となっています。また自衛隊員27万人が国家公務員で、日本全体の国家公務員58.5万人の46%を占めています。
自衛隊は定年が54才で、旧日本軍の組織を承継する体質を持ち、つまり将クラス、佐官など幹部が多く、全体の人員が減少しているので「部下がいない」軍隊になりつつあります。そのため兵庫県でも「学童保育で自衛隊体験」「子ども食堂でパンフ配