九条守れ 週刊ニュース No.981 2024年11月14日(木)
いまの社会を、憲法通りにつくり変えよう

長年の改憲阻止運動・・根底の努力に確信を
「改憲発議」、現状では不可能に
引き続き来年参議院選挙でとどめを
 憲法共同センター構成団体のみなさん、県下各地・職場で奮闘されてきた「9条の会」、そして「憲法を活かす国にしよう」とコツコツと運動をつくられているみなさん。長い時間もかかっていますが、まさ“この敷き布団のような”努力が実ってきたのです。
 今回の総選挙(10/27投票)の結果、衆議院での改憲派政党=自民党・公明党・日本維新の会・国民民主党・参政党・日本保守党の獲得議席は合計 287で、改憲発議に必要な総議員数の3分の2(310議席) を下回りました。
 歴代政権で、改憲に強い意欲を示した第二次安倍内 閣は2016年参院選の結果、衆参両院で改憲勢力が3分の2を超え、安倍首相は「9条改正と改正憲法の2020年施行を目指す」と断言しました。そしてあの「自衛隊の憲法9条明記」「緊急事態対応」など4項目で改憲野党も丸め込みました。このあと岸田政権も「総裁任期中の改憲」を高く掲げました。
 10/28に『安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合』の声明でも、真正面で「改憲」政策を争ったものではないが、この自民公明を敗北に押しやり、「野党躍進の契機を創り出したのが『赤旗』であったことは記憶にとどめておくべきである」と強調しました。

兵庫憲法共同センターも代表声明発信(要約)
(11/1全県に発信しました)
 10月27日の衆院議員選挙は、自民・公明の政権与党議員が過半数を割るという画期的な結果となりました。
 それは物価高などによる国民生活困窮に心寄せることなく裏金腐敗政治をまい進する、それが「赤旗」の指摘や上脇博之教授(神戸学院大学)の告発で暴露されても反省の色も見せず国会議論も軽視する、そんな自民党政治に対する怒りの国民的審判です。
 また選挙前には四分の三を占めていた改憲派議員が
 
三分の二未満に、つまり改憲発議に必要な数を割ったことも重要な結果です。それは憲法共同センターに結集する各団体・地域組織が粘り強く「改憲許すな、憲法を生かした政治を」の取り組みを積み重ねてきたことの成果であることは明らかです。わたしたちの取り組みが世論を励まし、多くの人が声を上げ行動したことによって政治を変えることができたという経験は国民の政治的財産となり、今後の運動の発展になると確信します。


※11/19(火)各地で「戦争法廃止」19日行動

★☆★  12月6〜10日  10:00〜16:00
  第47回兵庫の『語りつごう戦争』戦争展

 場所:兵庫区永沢町・妙法華院内
 戦争体験聞くつどい:12/7,12/9,12/10,13時半〜
 12・8のつどい:13時半〜講演
  山本昭宏さん・神戸市外国語大学准教授
      『変容する平和主義』
 入場無料
  (連)078−575−2608

★☆★  12月7日(土)  13:30〜
 「九条の会」西宮ネットワーク主催『憲法のつどい』
 場所:西宮市立勤労会館4階
 講演:半田 滋さん・軍事ジャーナリスト
   『日本が戦場になる時・・・自衛隊は今』
 資料代:¥800
  (連)0798−26−0537

★☆★  12月8日(日)  14:00〜
  ドキュメンタリー映画「夢見る小学校」上映会

 共催:「子どもの権利」神戸、兵庫など
 場所:婦人会館5階・さくら
 プログラム:上映14:00〜15:45
   交流会・15:50〜
 資料代:¥1000
  (連)078−371−5789

★☆★  12月14日(土)  14:00〜
       AALA学習後援会
 場所:あすてっぷKOBEセミナー室3
 講演:鈴木勝比古さん・元しんぶん赤旗記者
  『ASEAN(東南アジア諸国連合)の平和の努力』
 資料代:\1000
  (連)078−351−0194


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