「平和の9条をかかげる憲法」の公布から78年目の11月3日、神戸市北区のすずらんホールで「神戸憲法集会」が開かれ、会場いっぱいの 400人が参加しました。
開会挨拶の井村弘子兵庫県憲法会議幹事は「改憲派を3分の2以下にした総選挙結果をもとに新たな憲法運動の出発点にしよう」と挨拶。
「文化の日」として、いつも地元の文化人と共同した今年は、歌唱力豊かな弁護士・近藤暢朗さんと北区であらゆる楽器を駆使して大人気の広瀬一葉さんが登場、少し古いが70年代のフォークソングを参加者と一緒に共有しました。とりわけ「戦争を知らないこどもたち」は会場いっぱいの拍手とリズムで圧巻でした。
本番の『日本国憲法と日本の民主主義の現状を考える』テーマでは、まず舞台に上脇博之教授と猪苗代結兵庫県民主青年同盟委員長が登場しました。テーマは『上脇さんに聞いてみよう』で、そのパートワンは『わかものとの対話』ではじまりました。
まず猪苗代さんから「裏金問題で大活躍された立場で、総選挙結果はどう思います?」との問いかけに、上脇さんは、@与党大敗という結果や、赤旗日曜版や私が大きなきっかけをつくったという評価はうれしいことだが、これをつくったのは長年の憲法擁護のたたかいと世論の力だ。A私はもともと選挙制度を完全比例制にすべきと主張していたので、総選挙結果を例にすると、自民党は得票26.7%だから 124議席のはずなのに 191議席も取った。完全比例代表なら、この総選挙結果では、例えば社民 8、共産29、れいわ32の議席数となり完全政権交代となる。ぜひとも正しい選挙制