拡大抑止のもとにあるのであれば、『持ち込ませず』についてはどう考えるのか議論しなければならない」と見直しに言及し、国是としてきた非核三原則まで投げ捨てる構えです。
■9条への自衛隊明記で前のめり
さらに「戦争する国づくり」の総仕上げとして持ち出されているのが9条改憲です。候補者がこぞって憲法9条に自衛隊を明記する改憲を主張し、前のめり状態です。小林鷹之氏は憲法改正実現本部ワーキングチームの事務局長代行も務め、緊急事態条項新設と9条への自衛隊明記は「喫緊の課題」だとし、「早期の発議に向けて最大限の熱量をもって取り組む」と表明。石破氏は戦力不保持を定めた9条2項の削除が持論ですが、持論を封印し9条への自衛隊明記。林芳正氏は「発議を任期中に行いたい」と表明。河野氏も「なるべく早く発議へ持っていきたい」。小泉氏は「憲法改正は「最優先で取り組む課題」として「国民投票を実施したい」と発言。「防衛力の強化、予算の増額はもちろんだが憲法に自衛隊を明記する」と9条改憲へ強い意思をしめしました。
■解雇規制緩和 新自由主義さらに推進
一方目の敵にしているのが労働者を守るための雇用法制です。小泉氏は「企業からも働く人からも柔軟に働けるようにしてほしいとの声が上がっている」として「残業時間規制を柔軟化することを検討する」と主張。さらに「聖域なき規制改革」を掲げ、「労働市場改革の本丸・解雇規制を見直す」として1年以内に法改定を目指すと意気込みました。河野氏も「一方的な解雇をされたときに、金銭補償をするルールがあれば、次の仕事に余裕をもって向かうことができる」と述べ、「解雇紛争の金銭解決」を主張しています。非正規労働の拡大をはじめ労働法制の破壊を続けてきた中でもできなかった“首切り自由”の国へと道を開こうとする動きです。
★☆★ 10月26日(土)9:30〜、13:00〜
死刑制度を考える〈第7回〉
主催:兵庫県弁護士会 共催:日弁連
場所:兵庫県弁護士会・本館4階講堂
第1部:10:00〜12:40
映画『正義の行方』飯塚事件の全体像を描く
第2部:13:30〜16:30
報告その1・川村百合弁護士
報告その2・コ田靖之弁護士
4人の弁護士による座談会
入場無料
午前・午後とも定員100名先着順・事前予約不要
第二部はズームあり定員1000名
(連)078−341−7061