九条守れ 週刊ニュース No.973 2024年9月19日(木)
いまの社会を、憲法通りにつくり変えよう

兵庫県政混乱を打開する道が開かれた!
大澤芳清さん(兵庫民連会長)の推薦決定
 300人 以上の県職員が知事のパワハラに困る声を出しているのに・・また県下各地で贈答品を「ひとり占め」した斉藤知事。「死をもって抗議」した元県民局長については「道義的責任は何か私にはわからない」「亡くなった理由は本人しか知らない」という発言には殆どの人々が愕然としました。
 それらの結果、86人の県会議員全員が知事の辞職を求めました。よって知事選挙・県議会選挙への動きに向かっています。
 憲法を活かす兵庫県政を求めて活動を続ける「憲法県政の会」は、9月7日“おおさわ候補者と「すぐやる政策」”を発表しました。
 当センターの幹事団体会議は、9月11日の定例会議で、意見交換の上で全員で推薦を決定しました。
 国政も「壊憲・軍拡・物価高に施策なし」の自民党を退陣させるため国民はたちあがっています。ともに大きな共同の輪で大変革に挑戦しましょう。


地球沸騰化、2024年も最悪の高温続く世界
日本の取り組みの逆行を厳しく批判
 原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会が主催する恒常講座の第28回目が9月12日開かれ、中央区文化センターの会場には22名が参加しました。この日のテーマは『第七次エネルギー計画と世界の流れ』で、講師は NPO法人気候ネットワーク主任研究員の山本元さん、52枚の映像を駆使しわかりやすく解説しました。(以下講演の要約)
地球沸騰化、科学で解ったこと
 世界の科学は「地球沸騰化を引き起こしたのは、間違いなく人間活動だ」「疑う余地がない」としました。そして CO2排出が増えるたびに温暖化が進行、限界の 1.5℃も超えつつあり、この10年の取り組み、とりわけ2024年の方針が最重要となりました。
エネルギー政策と気候変動対策は密接不可分
 沸騰化の最大原因は温室効果ガスの排出です。起源はエネ産業で日本の場合、排出の半分は超大口の 135事業所と76の火力発電所から出ています。
世界はどう動いているか
 「2023年 COP28は、決定的な10年・化石燃料からの脱却。2030年までに再エネ設備を3倍、省エネ改善率を2倍」となっています。
 日本は?「大規模電源開発、特に原発は金がかかるので“原発推進税”が必要」「石炭火力でアンモニアを混ぜたら石炭火力と違うようになる(国際条約を歪めて国民に伝える)」等です。
 
 岸田政権が2024年から開始した「長期脱炭素電源オークション」は、既存火力の改修(水素・アンモニア混焼)や既存原発を対象に入札にかけ、例えば神鋼火力1、2号や島根原発3号機に1兆円で落札させ、毎年固定価格を支払うことまで決めました。
     若者が切り拓く未来へ、
      気候危機と人権をもっと考えよう
 2022年国連総会は「清潔で健康的かつ持続可能な環境への権利」を決議し、気候変動を止めるたたかいは人権と認めました。いま世界中のわかものたちが「気候訴訟」で立ち上がっています。この気候危機で最大の被害を被るのは、次世代の人々です。オランダ、ドイツ、アメリカに続きアジアで韓国のわかものが裁判で勝利しました。ことし全国のわかものが名古屋地裁へ「若者気候訴訟」を起こしました。兵庫県では最大の CO2排出量の神鋼に廃止求めてたたかっています。



※9/26(木)12:00「神戸大丸前」国際核兵器廃絶デー宣伝

★☆★  9月21日(土)  13:30〜
   兵庫革新懇・全県事務局長会議

 場所:神戸婦人会館4階会議室もくれん
    賛同団体もご参加を
  (連)078−802−0130

★☆★  10月6日(日)  14:00〜
  原発のない社会をめざす学習・討論集会

 主催:老朽原発うごかすな!実行委員会
 場所:神戸市婦人会館5階さくら
 講演1:速水二郎さん・元関電職員
   『第七次エネルギー基本計画の問題点』
 講演2:木原壮林さん・実行委員会事務局
   『使用済み核燃料の発生源・原発の全廃を』
 講演後意見交換
 参加費無料
  (連)090−9540−1959

★☆★  10月12日(土)  14:00〜
   ジェンダー平等って・・なに? 学習会

 主催:同実行委員会
 場所:神戸市立中央文化センター10階1001・1002
 講演:朴木佳緒留さん・神戸大学名誉教授
   『ジェンダー平等の扉を開けよう』
 パネルディスカッション:
   『もやもやの正体は、な・ん・だ?』
 参加費:無料
  (連)078−611−8638


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