九条守れ 週刊ニュース No.961 2024年6月20日(木)
いまの社会を、憲法通りにつくり変えよう

よごれた手で憲法をさわらせない
 岸田総裁任期中の改憲断念
 自民党による改憲原案の今国会提出は見送られる見通しです。共産党や立民党などが反対する中、強引に条文案作成を進めれば政治資金規正法改正案(ウラ金など)の審議に影響するとの懸念が強まったためです。岸田首相が掲げてきた9月までの自民総裁任期内の改憲はほぼ不可能となりました。13日の衆院憲法審査会で、自民の中谷元・与党筆頭幹事は、大規模災害時などに国会議員の任期延長を可能にする緊急事態条項の「骨格」となる論点整理案を示し「これをもとに条文化を進めたい」と改めて各党に協力をよびけ、国会閉会後に閉会中審査を開くことも求めました。これに対し、立民党などが閉会中審査に応じない姿勢を示し審査会が開けない可能性が高くなりました。
 国会周辺では、総がかり行動実委などが繰り返し「よごれ手で憲法触るな」の行動を続けています。


老朽原発うごかすなデモ、1400人が行進
 6月9日、大阪うつぼ公園での老朽原発再稼働反対集会への参加は約1400人でした。集会のハイライトは能登 半島で珠洲原発を阻止した方の報告で、全国から感謝の声が寄せられています。雨模様で集会は少し拡散しましたが、御堂筋デモは難波までのパレードでした。南では通行する若者たちが手を振って激励、マイクを渡すと「老朽原発再稼働ハンタイ」と楽しそうに叫んでいました。
 
  能登震災から半年、
   「手もつけられていない」実態は深刻
 6月13日原発をなくす兵庫の会の恒常講座で、こむら潤さん(共産党兵庫県国政委員長)と神戸市議ら11人による6月3〜5日にわたる能登被災状況の調査についての報告がありました。
 道路状況が依然として最悪でも、レンタカー2台と援助物資のせたトラックで、各地の仮設住宅などに行きま した。みなさんは「大丈夫です」といわれるが、さらに具体的な対話を深めるとビックりするような不安な事態が出てきます。みなさんは片付かない「がれきの山を見続けて心が折れてしまう」と語ります。政府や自治体がいくら過疎地だといっても、「がれき状態」だけでも片付けるための「人材、資材、おカネはもとより、作業者が宿泊・食事可能な状況づくり」を直ぐにやるべきだと指摘しました。
 さらに、この「がれき状況」のなかを歩いて学校・保育に通う子どもたちの精神状態でみんなトラウマになっている姿をみると放置出来ない深刻な事態です。

★☆★  なくそう核兵器、2024平和行進
  ロシアもイスラエルもただちに戦争やめよ!!

 7/7・12:00川西市役所⇒7/8・9:30宝塚市役所⇒7/9・
 9:30尼崎市役所・橘公園⇒7/10・9:00JR六甲道駅北⇒
 7/11・9:45垂水レバンテ1号館前⇒7/12・10:00二見市
 民センター⇒7/13・9:30高砂市役所⇒7/14・9:00JR網
 干駅⇒7/15・10:45JR相生駅⇒7/16・8:30赤穂市役所⇒
 12:30岡山県へ引き継ぎ⇒⇒⇒⇒8/4広島到着
 −あなたの一歩が世界を変え、日本を変えます−
    (連)078−341−2818

★☆★  7月9日(火)  19:00〜
   平和希求コンサート・広島へ行進中

 主催:事務局・神戸青年合唱団
 場所:灘区文化センター5階
 ボーカル:大村美恵、ピアノ:伊藤侑美
 入場無料
  (連)090-2101-7662


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