九条守れ 週刊ニュース No.872 2022年9月1日(木)
いまの社会を、憲法通りにつくり変えよう

国葬反対の共同デモ、延々と
 昨27日17時半から三宮花時計前からの『国葬反対共同デモ』に、400人の方々が参加いただきました。
 神戸新聞なども報道、サンテレビは2022年08月27日(土曜日)夜ニュースで報道しました。
 サンテレはデモの動画ともに、要約は次のように紹介「来月27日に予定されている安倍元総理の国葬を巡り、27日兵庫県神戸市で、中止を求めて市民が集会を開きました。神戸・三宮で行われた集会にはおよそ400人の市民が集まり、デモ行進をしながら、国葬の中止を訴えました。」
 出発前スピーチは、兵庫県弁護士会元副会長の松山秀樹弁護士が「なぜ国葬させてはいけないのか」についてわかりやすく説明、兵庫県弁護士会の同趣旨の声明も紹介、共同デモのうったえをさらに県民多くに伝えようと結びました。
 
 次いで参加者一同の名で岸田首相宛の抗議アピールを採択しました(要旨)。
 デモは延々と続き、土曜夕刻でいっぱいの三宮センター街では、デモ隊のリズム拍手による「国葬反対」コールには、わかものたちも手を叩いて賛同してくれました。
 また、兵庫革新懇が急遽作成した「国葬、断固反対ハガキ」も参加者に配られましたが、急いで大きく広げて下されば幸いです。

安倍元首相の「国葬」中止を求めるアピール
 岸田首相は、参院選終了直後に、9月27日に「国葬」を行なうと閣議で決定しました。
 自ら総裁任期を延長して実現した「長いアベ政治」は、国民のために何をしたのでしょうか。集団的自衛権による自衛隊の海外派兵を可能にした安保関連法制の強行採決、国民の知る権利を奪う特定秘密保護法や市民の抗議行動を制約する共謀罪の施行、「アベノミクス」は格差社会、貧富の差を拡大させ、国会を徹底的に軽視しました。国民の税金を海外にばらまくだけで、安倍氏の外交的成果は何もありませんでした。
 首相退任後も、ウクライナ情勢や台湾有事を煽り、「核共有」「敵基地攻撃能力保有」「防衛費GNP比2%」の主張を率先し、憲法を改悪して軍事強国への道を突き進むべく積極的に動きました。国葬により、「モリ・カケ・桜」の『政治の私物化』や赤木さんの自死、財務省の書類改ざんの真相をも葬ってしまおうとしていると言っても過言ではありません。銃撃事件によって明るみに出た旧統一教会と安倍元首相・自民党議員の癒着関係は、現在、次々と新事実が浮かび上がり、その実態解明は今からです。すでに地方自治体や教育委員会、学校等に「弔意の半旗」の押しつけも始まっています。これらに対し、国民の過半数から異議・反対の声が上がっています。民意は明らかです。膨大な国費を使い「アベ政治」を美化することは許せません。
 民意を無視し、市民・国民に服喪を強制する「国葬」は中止すべきです。岸田首相の再考を求めます。
2022年8月27日
 8月27日三宮東遊園地に集まった市民一同
 憲法改悪ストップ兵庫県共同センター
 こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO


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